災害医療対策特別委員会
はじめに
本ページは、大規模災害(地震、津波、風水害、崖くずれ、火災、化学災害、交通・列車・船舶・航空機事故など)が発生した場合の災害初動期における横須賀市医師会、災害拠点病院、応急二次病院、地域医療救護班および、応急救護所の医療救護活動のマニュアルである。
わが国では、これまで災害発生後48時間以内の救出救助期を中心と したマニュアルは皆無であった。本マニュアルは、横須賀市医師会災害 医療対策特別委員会において二年半にわたり検討された事項を基に作成されたものである。被災地内の医療機関における活動については、自らが最も早く医療救 護を実行できることから、その役割は重要である。
このマニュアルが、一人でも多くの傷病者を救命することに貢献できれば望外の喜びである。
平成10年7月1日
横須賀市医師会会長 金成 正人
目次(災害時医療救護活動マニュアル)
A 横須賀市医師会の対応
- 市医師会災害対策本部の設置
- 市災害対策本部との連携
- 市医師会館、使用不能時
- 医療救護活用の要請
- 対外情報交換
- 会員の情報把握と広報
- 災害時市医師会が活用する情報手段
- その他
- 通常事故災害マニュアル
B 災害現場での対応
- 【災害現場】
- 【地域医療救護所】
- 【災害医療での対応】
- 医療救護の対象医薬品
- 会員の被害状況の報告
- トリアージの意義
- トリアージのカテゴリー
- トリアージの実施方法
- トリアージ実施に際しての留意事項
- 統一トリアージタッグの特徴